こんにちは、さとむぎ夫婦です。
やさしい対応と適切な処置で、いつも動物たちを助けてくれる、動物のお医者さん。
それが、「アントンせんせい」
アントンせんせいを読むと、いつも優しい気持ちになれます。
きっと、動物たちとの関わりを通して、つながりやきずなを感じられるからです。
今回、そんな「アントンせんせい」シリーズの絵本を全冊紹介していきます。
本当に素敵な内容なので、ぜひ記事を読んで、絵本を手に入れてください。
また、アントンせんせいの作者、西村敏雄さんの他のおすすめ作品を紹介するので、一緒に読んでもらえると嬉しいです!
アントンせんせいシリーズ全冊紹介
アントンせんせいシリーズは現在4冊が出版されています。
早速、1冊ずつ詳しく見ていきましょう。
アントンせんせい
2013年に出版された、アントンせんせいシリーズの記念すべき第1作目です。
アントンせんせいの動物病院には、いつも動物たちがやってきます。
大忙しのアントンせんせいですが、誰にでも優しく丁寧に話を聞いて、適切な処置をしてくれます。
ところがある日の診察中、働きづめのアントンせんせいが倒れてしまいます!
大慌ての動物たち、アントンせんせいは助かるのでしょうか!?
慌てる動物たちの様子も見どころですが、アントンせんせいと動物たちとの絆が本当に素敵です。
アントンせんせいの様子を心配しながらも、動物たちの表情でクスッとできて、心温まる1冊になっています。
アントンせんせい おでかけです
2作目は2015年に出版された、アントンせんせいがおでかけする1冊です。
ヤギさんからお手紙をもらったアントンせんせいは、仕事の後にヤギさんの家に向かいます。
早くヤギさんの家に行きたいけれど、困った動物たちに声をかけられると放っておけません。
アントンせんせいは、丁寧に治療をしてあげます。
辺りはすっかり薄暗い夕空に、その時、木にぶつかった勢いで、アントンせんせいが飛ばされます!
もぐらの穴に落っこちて、森の動物たちに助けられたアントンせんせいが、ヤギさんの家につくと…。
動物たちのアントンせんせいへの気持ちがとても素敵で、ほんと心がほっこりします。
娘もこの絵本を読むと何だか落ち着いて、ニコニコしているように感じます。
アントンせんせい あかちゃんです
3作目は出産を描いた作品です。
アントンせんせいがブタのブーコさんの診察をしたら、ブーコさんのおなかに赤ちゃんがいることがわかりました。
ブータさんとブーコさん夫婦が、ウキウキソワソワ赤ちゃんを迎える準備をします。
近所の動物たちからはプレゼントが届き、みんなで赤ちゃんの誕生を心待ちにしていることが伝わります。
そして出産のときがやってきて…。
子どもにも、「こうやって待ち望んで祝福されて誕生してきたんだよ」と、親や周囲の愛情を、たっぷり伝えられます。
また、いきなりリアリティある内容よりも、動物を題材にした絵本で妊娠・出産を説明するのにもピッタリな1冊です。
アントンせんせい こまったときはおたがいさま
2022年に発売されたばかりの4作目です。
ある日のこと、いつものように診察をして1日を終え、アントンせんせいが片付けをしていると、
急に空が暗くなり、風がふいて雨が降り始めます。
なんだか嵐がやって来そうな予感。
「みんな、大丈夫かな…。」と、アントンせんせいは動物たちを心配しながら眠りにつきます。
ところがその夜…。
最後はやっぱり心温まる素敵なお話。
アントンせんせいと動物のきずなは本当に最高です。
アントンせんせいシリーズがおすすめな年齢と理由
アントンせんせいシリーズは、文字数がしっかりとありながらも、絵や効果音で子どもが状況を想像しやすい作品になっています。
そのため、読み聞かせなら3歳前後から、自分で読むなら5歳前後からがおすすめです。
1ページの文字数が100字以上あるため、とても読み応えがあり、0歳や1歳だと読んでいる途中で飽きてしまう可能性が高いです。
ただ、表情の変化が面白く、絵に興味を持つ赤ちゃんは多いので、効果音や会話だけなど、飛ばして読むと楽しんでくれますよ。
娘は2歳から読んでいますが、初めのころは読んでいる途中で勝手にページをめくって、動物たちの表情を見て楽しんでいました。
3歳の今では、内容もしっかり聞いて、絵とお話を一緒に楽しめるようになりました。
アントンせんせい作者の他の作品
アントンせんせいシリーズの作者は西村敏雄さんです。
登場人物の表情を豊かに描き、あたたかなタッチが魅力的なんです。
そのため、アントンせんせいシリーズ以外にも、優しさと面白さを兼ね備えた作品を生みだしています。
今回は数ある西村敏雄さんの作品の中から、特におすすめの3冊を紹介します。
バルバルさん
2003年に出版された、床屋さんのクスっと笑えるお話です。
バルバルさんは床屋さん、なぜか今日は動物のお客さんばかり。
しかも、注文もどれもかわっています。
ワニが髪を生やしたいと言ったり、ヒツジがプードルみたいになりたいと言ったり。
そんなおかしな注文にも、バルバルさんは丁寧にテキパキと仕事をこなします。
絵のタッチがあたたかく、色使いもきれいで、動物たちが表情豊かに描かれています。
優しさの中に笑えるポイントもたくさんあって、何度も楽しめる1冊です。
バルバルさんの表情がたまりません!
どうぶつサーカスはじまるよ
2009年に出版された、動物たちのサーカスのお話です。
動物たちがサーカス団員として、愉快な芸を披露していきます。
ライオンにカンガルー、次々に楽しいステージを見せてくれます。
このまま順調に演目が進むと思いきや、ケガでブランコができないサルさん。
すると観客から大ブーイング!
司会のアザラシさんは、どうするのでしょう?
面白さの中にドキドキ感もあるし、サーカスの芸もすごいし、見ても読んでも楽しめる1冊です。
もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻
2010年に出版された、楽しくオノマトペを学べる絵本です。
もじもじさんと仲間たちが、言葉と愉快なイラストでたくさんのオノマトペを教えてくれます。
紹介するオノマトペの使い方が、とにかく面白い!
しかも、言葉の意味もしっかり解説してくれています。
娘は絵の面白さに1歳の時から読んでおり、3歳の今ではオノマトペを読み聞かせすると、勝手にリピートしてくれます。
言葉も学べて楽しめる、一石二鳥の絵本です!
アントンせんせいシリーズまとめ
今回、心温まる絵本、アントンせんせいシリーズを紹介しました。
思いやりにあふれたアントンせんせいと動物たちのあたたかな関係は本当に素敵です。
登場人物の表情が豊かで、ほっこりだけでなくドキドキや笑いもあるところがシリーズの魅力ですね。
アントンせんせいシリーズは、読み聞かせなら3歳前後、自分で読むなら5歳前後からがおすすめです。
絵だけでも十分楽しめるので、1歳から動物たちの表情だけを楽しむのもOKです!
また、アントンせんせい作者である西村敏雄さんの他のおすすめ作品も紹介しました。
どれも魅力たっぷりの1冊なので、こちらも読んでもらえると嬉しいです。
ぜひ、アントンせんせいシリーズで、親子の楽しい時間を過ごしてください!