「非認知能力」とは、テストの点数では測れない“生きる力”のこと。
たとえば、やり抜く力・協調性・自己肯定感・創造力・感情のコントロールなどが含まれます。
近年、AIや変化の激しい社会を生き抜くために、こうした力がますます重要視されています。
実はこの非認知能力、特別な教材や教室がなくても、家庭の中の遊びや関わりで自然に育てることができるんです。
この記事では、子どもの非認知能力を育てるためにおすすめの遊び7選と、親ができる5つのサポート方法をわかりやすくご紹介します。
「うちの子、遊んでばかりで大丈夫?」と不安な方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
非認知能力を育てる遊び7選
家庭でできる遊びの中には、子どもの非認知能力を自然に育てるものがたくさんあります。ここでは、特におすすめの7つの遊びと、それぞれで育つ力・親の関わり方のポイントをご紹介します。
1. ごっこ遊び(想像力・社会性)
例:おままごと/お店屋さんごっこ/ヒーローごっこ
育つ力:役割理解・他者の視点・共感力
ポイント:親も役になりきって参加すると、子どもはより深く楽しめます。
2. 外遊び(自己決定力・体力・協調性)
例:公園遊び/鬼ごっこ/ボール遊び
育つ力:自分で遊び方を決める力・友達との関わり・ルール理解
ポイント:「今日は何して遊ぶ?」と子どもに選ばせることで、自主性が育ちます。
3. 水遊び(集中力・創造力)
例:泥だんご/水鉄砲/お風呂での容器遊び
育つ力:試行錯誤する力・感覚の発達・集中力
ポイント:「どうやったらうまくいくかな?」と問いかけて、考える力を引き出しましょう。
4. 工作(やり抜く力・自己表現)
例:紙コップロボット/空き箱アート/折り紙
育つ力:創造力・集中力・達成感
ポイント:完成度より「やりきった経験」を大切に。失敗も成長の一部です。
5. 読み聞かせ(共感力・想像力)
例:絵本/物語/詩
育つ力:感情理解・語彙力・対話力
ポイント:「あなたならどうする?」と問いかけて、物語を通じた対話を促しましょう。
6. 歌・リズム遊び(感性・協調性)
例:手遊び歌/リズムダンス/楽器遊び
育つ力:リズム感・表現力・他者との一体感
ポイント:親子で一緒に歌って動くことで、心のつながりも深まります。
7. お手伝い(責任感・自立心)
例:食器運び/洗濯物たたみ/靴をそろえる
育つ力:自分でやる力・人の役に立つ喜び・習慣化
ポイント:「ありがとう!助かったよ」と感謝を伝えることで、やる気が育ちます。
親ができる5つのサポート
非認知能力は、遊びだけでなく、親の関わり方によっても大きく育ちます。ここでは、家庭でできる5つのサポート方法をご紹介します。
1. 遊びを通して育てる
- 「遊び=学び」と捉え、自由に遊ばせる時間を大切にしましょう。
- 失敗も成長のチャンス。口出ししすぎず、見守る姿勢がポイントです。
2. 子どもの「好き」を尊重する
- 無理に外遊びをさせるより、子どもが夢中になれる遊びを優先。
- 興味のあることから、非認知能力は自然と育ちます。
3. 人との関わりを増やす
- 友達や兄弟との関わりの中で、社会性や感情調整力が育ちます。
- トラブルも成長のチャンス。「どうしたい?」「どうすればいい?」と問いかけてみましょう。
4. 安心・安全な環境を整える
- 思いきり遊べるスペース、ケガのリスクを減らす工夫を。
- 安心できる環境が、挑戦する意欲を引き出します。
5. 愛情をたっぷり注ぐ
- 「あなたが大好き」「見てるよ」と伝えるだけで、子どもの自己肯定感は育ちます。
- 愛情はすべての非認知能力の土台です。
非認知能力が今、注目されている理由
「非認知能力」とは、テストの点数や偏差値では測れない、“人としての土台となる力”のこと。
たとえば、以下のような力が含まれます:
- やり抜く力(GRIT)
- 自己肯定感
- 協調性・共感力
- 感情のコントロール
- 創造力・柔軟な思考
これらの力は、将来の学力や社会的成功、幸福感にも深く関係していると、近年の研究で明らかになっています。
🔍 なぜ今、非認知能力が大切なの?
- AIや自動化が進む社会では、知識やスキルだけでなく、「人間らしい力」がより重要に。
- OECD(経済協力開発機構)や文部科学省も、非認知能力の育成を教育の柱として位置づけています。
- 小学校入学前の幼児期は、非認知能力が最も育ちやすい「黄金期」とも言われています。
つまり、非認知能力は「あとから教える」のではなく、日々の遊びや親子の関わりの中で自然に育てていくものなのです。
まとめ|非認知能力は「遊び」と「関わり」で育つ
非認知能力は、特別な教材や教室がなくても、日常の遊びや親子の関わりの中で自然に育てることができる力です。
「うちの子、遊んでばかりで大丈夫かな?」
そんな不安を感じることもあるかもしれませんが、実はその“遊び”こそが、未来を生き抜く力を育てる大切な時間なのです。
今日からできることはたくさんあります。
まずは、子どもが夢中になれる遊びを見つけて、見守り・共感し・一緒に楽しむことから始めてみましょう。
非認知能力は、親子の毎日の積み重ねの中で、確実に育っていきます。
焦らず、楽しみながら、子どもの「生きる力」を育てていきましょう。
子どもの成長のための知育を中心に発信してるので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください!

