2歳を過ぎたころから、急に始まる「イヤ!」「やだ!」の嵐。
わかってはいても、毎日のように繰り返されるイヤイヤに、ついイライラしてしまったり、自己嫌悪に陥ったり…そんな経験はありませんか?
特に、時間と心の余裕がない共働き家庭にとって、イヤイヤ期は“育児最大の壁”とも言えるほどの試練。
でも実は、この時期を上手に乗り越えるための「ちょっとした工夫」や「マインドの切り替え」があるんです。
この記事では、わが家が実際に体験したイヤイヤ期の乗り越え方をもとに、
✔︎ 子どもが納得して動いてくれたコツ
✔︎ 親の気持ちをラクにする考え方
✔︎ イヤイヤ対策グッズの活用法
を具体的にご紹介します。
イヤイヤ期っていつから?2歳児の特徴と共働き家庭のリアル
2歳を迎える頃から急に「イヤ!」が増えて、毎日ヘトヘト…。
「うちの子だけ?」「このままで大丈夫?」と不安になることも多いですよね。
ここでは、イヤイヤ期の一般的な始まりと、共働き家庭ならではのリアルな課題をお伝えします。
イヤイヤ期の始まりはいつ頃から?
ほとんどの子どもは1歳半~2歳前後に自己主張が強まり、「イヤ!」という表現が出てきます。これは脳の発達が順調に進んでいる証でもあります。
2歳児の“イヤ!”の理由とは?
「おもちゃ片付けて」→「イヤ!」
「お風呂入ろう」→「イヤ!」
実はこれ、わがままではなく“自己決定したい気持ち”が芽生えている証拠なんです。選択の自由がないことへの抵抗ともいえます。
共働き家庭が直面するリアルな課題
朝のバタバタ、夜の寝かしつけ、ワンオペ気味の夕方…時間の余裕がない中でのイヤイヤは本当に辛い。パパママどちらか一方に負担が偏りがちなのも共働き家庭の特徴です。
コツ①「選択肢を与える」ことで自立心を育む
「イヤ!」を少しでも減らしたいなら、“親の指示”から“子どもの選択”に変えるのがコツ。
選択肢を用意することで、子どもは「自分で決めた」満足感を得られ、納得して行動できるようになります。
「A or B?」で意欲を引き出す
たとえば「お風呂入るよ!」ではなく、「パパとお風呂?ママとお風呂?」と選ばせてみましょう。決定権を渡すことで、“イヤ”が“選びたい”に変わります。
お着替えや食事も選択制に
「青のTシャツと赤のTシャツ、どっちがいい?」
「バナナとりんご、どっちを食べる?」
些細なことでも自分で決める経験を積むことで、自然と納得行動が増えていきます。
「どっちもイヤ」の時はどうする?
選択肢を提示してもどっちもイヤなときは、「そうだよね、イヤだったね」と一度気持ちに寄り添ってから、時間をおいて再提示するのが効果的です。
コツ②「共感と見守り」で子どもの気持ちに寄り添う
「なんで泣くの?」「どうしてそんなに怒るの?」
つい口にしてしまいがちですが、子どもは言葉でうまく感情を伝えられません。
だからこそ、親の“共感”が子どもの気持ちを落ち着かせる鍵になります。
「そうだったんだね」の共感フレーズ
「〇〇したかったんだね」「イヤだったんだね」と子どもの気持ちをそのまま受け止めるだけで、子どもは安心し、気持ちを切り替えやすくなります。
感情の“見える化”で子どもも納得
「怒ってるのかな?」「悲しかった?」と気持ちを言語化してあげると、自分の感情と行動を結びつける学びになります。感情絵本などもおすすめ。
親の感情も正直に伝えてOK
「ママも少し疲れちゃったな」「パパ、ちょっと困っちゃったな」と大人の気持ちも伝えると、子どもも相手の気持ちを考える第一歩になります。
コツ③「時間と心の余裕」を持つための工夫
イヤイヤ期の一番の敵は、「時間に追われていること」。
心に余裕があるだけで、不思議と“イヤ!”の対応にも変化が出てきます。
朝の準備は前日に8割完了させる
服の準備、保育園の持ち物、朝食の下ごしらえなどは前日に終わらせておくと、朝のバタバタが激減。1分でも多く子どもと向き合う時間を作れます。
夜のルーティンを固定化する
寝る前の時間を「絵本→歯みがき→おやすみのぎゅ〜」と毎日同じ流れにすると、子どもも安心して1日を締めくくれます。特に絵本の読み聞かせは効果大。
完璧を目指さず“70点でOK”の気持ち
「今日もちゃんとご飯を食べさせられなかった…」と自分を責めすぎないことも大切。子育ては毎日がトライ&エラー。完璧じゃなくていいんです。
共働き家庭のイヤイヤ期対策グッズと活用法
少しでもイヤイヤ期をラクに乗り越えるためには、“頼れるアイテム”の存在が大きな支えになります。
共働き家庭におすすめの実用グッズを紹介します。
タイマーや時計で“見える化”
「あと5分でお片付けだよ」と伝えても通じないとき、視覚的にカウントダウンできるタイマーは大活躍。子どもの時間感覚を育てることにもつながります。
お気に入りの絵本で気持ちを切り替え
イヤイヤが激しいときは、好きな絵本で気分転換。「いないいないばあ」や「ノンタン」など、安心できる定番シリーズが効果的です。

お出かけ先では“ごほうびアイテム”を常備
外出時のグズグズには、シールブックやマグネット絵本などの携帯できる遊び道具が心強い味方になります。バッグに1つ入れておくだけで安心。

まとめ|イヤイヤ期は成長の証、焦らず一緒に乗り越えよう
イヤイヤ期は、親にとっても子どもにとっても大きな試練。でもそれは、子どもが「自分でやりたい」「自分の気持ちを伝えたい」と思えるようになった証でもあります。
共働き家庭は時間にも心にも余裕がなくなりがちで、どうしてもイライラや疲れがたまりやすくなります。そんな中でも、
- 選択肢を与えてみる
- 共感の言葉をかける
- 家事やスケジュールを見直す
そんな小さな工夫が、毎日のストレスを少しずつ減らしてくれます。
そして何より大切なのは、「私だけじゃない」と思えること。
このブログでは、これからも実体験ベースで「共働き育児」のリアルと、乗り越えるヒントを発信していきます。
どうか、今日もあなたの育児が少しでも軽く、あたたかいものになりますように。
あわせて読みたい!イヤイヤ期をもっとラクにするヒント集
▶︎ 0歳で買ってよかった知育玩具!月齢別のおすすめおもちゃ9選
→ 0歳からの発達に合わせた知育玩具を月齢別に紹介。遊びながら学べるおもちゃ選びの参考になります。
▶︎ 知育にぬりえがおすすめ!無料サイト5つと知育ぬりえ絵本5冊を紹介
→ 手軽に始められる知育ぬりえ。無料ダウンロードサイトとおすすめ絵本を活用して、楽しく知育を進めましょう。
▶︎ マグネット玩具は知育に最適!おすすめ商品と知育効果を紹介
→ 創造力や空間認識力を育むマグネット玩具の魅力と、選び方のポイントを詳しく解説しています。