シリーズ絵本紹介:くれよんのくろくん

シリーズ絵本紹介:くれよんのくろくん

こんにちは、さとむぎ夫婦です。

子どものにとって身近でなじみのあるクレヨンがモチーフになっている絵本といえば「くれよんのくろん」。

2001年に1冊目が出版されて以来、子どもたちにずっと愛されている人気のシリーズです。

 

この記事では、そんな子どもに大人気の「くれよんのくろくん」シリーズを全力で紹介していきます!

 

個性を尊重する大切さや、人との繋がりの大切さを学べる、本当にとっても素敵な絵本です。

ぜひ、この記事を読んで、くれよんのくろくんが欲しいと思ってもらえると嬉しいです!

目次

くれよんのくろくんシリーズ全冊紹介

早速、くれよんのくろくんシリーズ全冊を全力で紹介します!

現在までで4冊出版されています。

くれよんのくろくん

記念すべき第1作はクレヨンたちが喧嘩をして仲直りするお話です。

くれよんのくろくん

新品のクレヨンたちが退屈そうにしていると、きいろくんが箱から抜け出してしまいました。

するとそこには真っ白な画用紙が、きいろくんが蝶々を描き、他の色も好きな物をどんどん描いていきます。

ところが、くろくんだけは汚れるからと入れてもらえません。

 

しかしみんなが好き勝手に描いていると喧嘩が始まりました。

そこにシャーペンのお兄さんがくろくんに「全部真っ黒にしてしまおう」と伝えます。

くろくんが真っ黒にした上からシャーペンで削ると…。

最後にくろくんの大切さに気づいて、みんな仲直り。

 

個性の重要性を伝えてくれ、人を尊重する大切さを教えてくれる絵本です。

仲間はずれにされていた、くろくんが画用紙を真っ黒にしてどんどん小さくなる姿に、頑張れと応援してあげたくなります。

子どもが友だちを思う気持ちや個性について考えるきっかけになると良いなと思って、いつも読んでいます。

 

くろくんとふしぎなともだち

2作目は不思議な友だちたちに出会うお話です。

くろくんとふしぎなともだち

クレヨンの箱を抜け出して散歩に出かけるくろくんはバスのおもちゃに出会います。

くろくんは嬉しくなってバスに「走ってみてくれない?」と声をかけます。

バスは「道路がないから走れないよ」というと、くろくんは大きな画用紙を持ってきて

ビューっと頭を走らせて道路を作りました。

 

次の日、くろくんがバスの所へ行ってみると、船のおもちゃがいました。

くろくんは画用紙に波を描き、船は勢いよくその上を走ります。

 

ある日、他のくれよんたちは、くろくんの頭が凹んでいる事に気づきみんなでくろくんのともだちに会いに行きます。

そこにいたのは新幹線、「走ってみて!」とくれよんたちは新幹線にいいました。

新幹線は「あぶないから、だめだめ」それでも新幹線が走るのをみたいくれよんたちは…。

 

くれよんが道路や海を描きその上を乗り物が走るという楽しい発想で、読んでいてもワクワクする1冊です。

最後には意外な展開が待っていてびっくりしますよ。

もちろん、素敵なハッピーエンドが待っています。

 

くろくんとなぞのおばけ

3作目はクレヨンの仲間が次々にいなくなる怖い?お話です。

くろくんとなぞのおばけ

朝、くろくんが目覚めるときいろくんがいません。

「どこへ行っちゃったんだろう」と、くれよんたちはみんなで一生懸命探しましたが、見つかりません。

それどころか、次の日も、また次の日も、どんどんクレヨンたちがいなくなります。

 

「ぜったいみんなをさがしだしてみせるぞ!」と、くろくんが見つけたのは、泥のついた怪しい足跡。

足跡を辿っていくと、そこには壁に空いた穴がありました。

くろくんが勇気を出して穴の中に入っていくと、そこにはなんと…。

 

いなくなったみんなを探して、謎のおばけの正体を探っていくドキドキの展開から、くれよんたちがいなくなった意外な理由が明らかになっていきます。

怖い話かと思いきや、優しいくれよんたちの気持ちに心うたれる、あたたかい物語です。

大人が読んでも感動しちゃいますよ。

 

くろくんとちいさいしろくん

4作目は普段使われない?白いクレヨンが登場するお話です。

くろくんとちいさいしろくん

くれよんたちが出会ったのは、迷子になってしまった小さな白いクレヨンのしろくん。

くろくんたちは、しろくんの仲間を探しますがどうしても見つかりません。

 

「しろくん、きみ、つかれただろう?」と、くろくんはクレヨンの箱の自分の場所をしろくんに譲ってあげました。

仲間が見つからず、元気のないしろくんを、くれよんたちは11番目の仲間として迎え入れ、可愛がります。

 

ある日、しろくんの仲間たちがしろくんを迎えにやってきました。

親切にしてくれたくろくんたちへ、しろくんは画用紙の上に何かを描いていきました。

絵の具を塗ると、そこに浮かび上がったのは…。

 

異年齢の子ども同士の交流を描いたストーリー。

困っている友だちを励まして助けようとする優しい気持ちや、成長した姿が描かれていて、最後のしろくんからのメッセージに心があたたかくなります。

 

実はこのお話、「どうして白いクレヨンがいないの?」と、子どもたちの声や読者からのお便りがあって、できた作品とのこと。

作者は白を描く場面は表現しにくく、白を気にする読者などいないだろうと思っていたそうですが、みんなの声から白が登場する話を書くことに決めたんだそうです!

 

絵本以外のくれよんのくろくんシリーズ

くれよんのくろくんシリーズの絵本は4つですが、他にも子どもが楽しめるものが発売されています。

くろくんたちとおえかきえんそく くれよんセット

くろくんたちが入っているクレヨンとお絵描きやぬりえができる絵本のセットです。

くろくんたちとおえかきえんそく くれよんセット

現実世界にくろくんたちが登場して、子どもが喜ぶこと間違いないですね!

「くろくんたちとおえかきえんそく」だけでも発売されていますが、どうせならクレヨンとのセットが欲しくなっちゃいます。

 

くれよんのくろくんすごろく

なんと、くれよんのくろくんがすごろくになって登場です。

くれよんのくろくんすごろく

すごろくで絵カードを集めて、自分だけのお話を作っちゃいましょう!

 

くれよんのくろくんシリーズがおすすめな年齢と理由

くれよんのくろくんシリーズがおすすな年齢は、

  • 読み聞かせなら3歳から
  • 自分で読むなら4歳から

が、おすすめです。

 

3歳をすぎると、自分だけの世界から周囲の人との関わりが広がってきます。

周りの人たちの個性や思いに気づくことができるように、3歳からの読み聞かせにピッタリなんです。

 

また、4歳を過ぎると自分で読みながら、お話を理解できるようになってきます。

登場するクレヨンたちの気持ちに感情移入して、いろんな想いを感じながら読めて、子どもの心を育んでくれます。

 

絵が可愛いので2歳ぐらいからでも楽しめますが、ストーリーをしっかり味合うなら3歳以降がおすすめですね。

くれよんのくろくんの作者の他の作品

魅力たっぷりの「くれよんのくろくん」シリーズの作者は、なかやみわさんです。

「くれよんのくろくん」シリーズ以外にも、「そらまめくん」、「どんぐりむら」、「やさいのがっこう」など、数々の人気シリーズを生み出しています。

なかやみわさんが描く、愛らしいキャラクターたちが活躍する絵本は、本当にどれも素敵な作品ばかりです。!

ぜひ、「くれよんのくろくん」シリーズを読んだら、他のシリーズも読んでみてください!

 

くれよんのくろくんシリーズまとめ

今回、「くれよんのくろくん」シリーズの全4冊を紹介しました。

 

絵本を通して、個性を活かすことや友達を大切にする気持ち、仲間と協力することの大事さが描かれた、心を育んでくれる内容でした。

そのため、おすすめの年齢は、話の内容がしっかり理解できる3歳以降がピッタリです。

 

ぜひ、くれよんのくろくんシリーズを全てそろえて、お子様にたくさん読んであげてください!

 

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