こんにちは、さとむぎ夫婦です。
どんぐり、それは秋の公園で子どもが夢中になって拾い集める小さな宝物です。
そんなどんぐりたちが暮らしている「どんぐりむら」には、様々な仕事をしているどんぐりがいます。
どんぐりたちの仕事をテーマにしている「どんぐりむら」シリーズは、どんぐりたちの日常を通して、子どもの世界を広げてくれる素敵な絵本です。
この記事では、そんな「どんぐりむら」シリーズの魅力を全力で紹介していきます。
ぜひ、この記事を読んで、「どんぐりむら」の絵本を手に取ってもらえると嬉しいです!
どんぐりむらシリーズ全冊紹介
「どんぐりむら」シリーズは、2010年にシリーズ第1弾が発売されてから、シリーズ累計発行部数170万部以上の大人気作品です!
これまで全7冊出版されているので、全冊を全力で紹介していきます。
どんぐりむらのぼうしやさん
どんぐりむらで帽子屋さんをしている3つぶのどんぐり、「ぽー」「ちい」「くりん」が主人公のお話。
むらで帽子が売れないことに悩む3つぶは、都会へ行って帽子を売ることを思いつきます。
ですが、都会へ行っても思うように帽子は売れません。
そんなある日、4匹の子ねずみを連れた親子が4つの同じ帽子を買っていきます。
同じ帽子を4つ買っても子ねずみたちが間違えちゃうのに…。
不思議に思った3つぶはねずみの親子の後をつけて、様子を見ることにしました。
そして、ねずみの親子の様子を見ているうちに、自分たちの帽子に足りなかったものが何なのか気が付きます!
それは…。
仕事を通した、どんぐりの成長が描かれています。
子どもに工夫をして頑張る大切さを教えてくれる素敵な1冊です。
どんぐりむらのぱんやさん
どんぐりむらでパン屋さんをしているパパ、ママ、2つぶの子ども「こっぺ」「くっぺ」の家族が主人公のお話。
パパとママが切り盛りするパン屋さんは、どんぐりむらで人気のお店です。
パン屋さんの朝は早く、お店の切り盛りや新商品の開発、子どもたちの保育園への送り迎えと一家の毎日は大忙し。
あるとき、新商品の開発に行き詰ってしまったパパは、子どもたちと約束していた遊園地へ遊びに行く予定を延期したいと子供たちへ伝えます。
それを聞いた子供たちは大泣きです。
子どもたちを遊園地へ連れていくためにも、新商品の開発を頑張る決意を固め、パパとママは明日にそなえて眠ります。
その晩、パパとママの代わりに新商品のパンを作ろうと子どもたちが動きます。
子どもたちの頑張りは上手くいくのでしょうか…。
パン屋のパパやママが自分たちのように感じる人も多いかもしれません。
親と子、お互いの愛情をたくさん感じれる、心あたたまる1冊です。
どんぐりむらのおまわりさん
どんぐりむらのおまわりさんと、むらの子ども「いっち」の交流を描いたお話。
おまわりさんは、元気にパトロールをしたり、子どもたちの交通安全を見守ったり、落とし物を探したり、毎日むらの安全を守っています。
ある日、木から降りることができなくなった「いっち」はおまわりさんに助けてもらいます。
そんなおまわりさんの姿に憧れた「いっち」は大きくなったらおまわりさんになることを夢見ます!
「いっち」はおまわりさんのようになるために、むらのみんなのために働きます。
その姿を見ていたむらの皆から「こどもおまわりさん」と呼ばれるようになりました。
みんなに応援され、今すぐにおまわりさんになれる気がした「いっち」ですが…。
夢に向かって努力する姿が本当に可愛くてかっこいいんです。
自分を見つめる大切さも学べる、とっても素敵な1冊です。
どんぐりむらのどんぐりえん
どんぐりむらには子どもたちが通うどんぐりえんがあります。
どんぐりえんの子どもたちは毎日元気いっぱい、そして先生たちは大忙し。
そしてどんぐりえんでは、年に1度の一大イベント「おみせやさんまつり」が近づいてきました。
子どもたちは「おみせやさんまつり」に向けて大張り切りで準備をしています。
さてさて、お祭りの結果はどうなるのでしょうか…。
たくさんのアイデアに、子どもの想像力をかきたててくれます。
また、先生たちの素敵なサポートが見どころのほのぼのとした1冊です。
どんぐりむらのほんやさん
どんぐりむらで本屋さんをしている3つぶのどんぐり、「てんちょうさん」「こなろう」「くるん」が主人公のお話。
「てんちょうさん」は、お店にある本の中身が全てわかっているくらい読書家です。お店にやってきた、落ち込んでいる子にぴったりの本を見つけて元気づけてくれます。
「こなろう」は配達係、ピクニックをしたがっている入院中の子どもに本を届け、本の力で笑顔にすることができました。
「くるん」は本屋さんの奥の部屋で毎週お話会を開いています。
ある日のお話会で、子どもたちは「くるん」の読む絵本の世界に入り込んでいき、突然停電が起きて部屋が真っ暗に。
お話会はどうなってしまうのか…。
絵本って現実にはないことを描けるからこそ、魔法のような素敵な力があります。
そんな、本の素敵さを教えてくれ、子どもを本好きにしてくれる1冊です。
どんぐりむらのだいくさん
どんぐりむらの大工さんが主人公のお話。
大工さんはとっても腕利きです。
家だけでなく遊具や荷車におもちゃなど、なんでもつくってくれます。
そして困った人がいれば、大工道具を担いでやってきて、道具を作って助けてくれるんです。
そんな大工さんはみんなの人気者!
ある日、大工さんはどんぐりえんの遊具を作り、アッと驚くしかけに子どもたちも大興奮!
今度は、新婚さんのための家を作るためにちょうどいい木を探していると、とっても素敵な双子の木を見つけました。
その双子の木を見て、大工さんはあることを思いつきます…。
お話だけでなく、絵本にしかけも隠されていて楽しませてくれます。
読み終えると、何だか心がほっこりするあたたかい1冊です。
どんぐりむらのいちねんかん
どんぐりむらの1年間、1月から12月までを四季折々の暮らしや行事が描かれています。
3月には子供たちの卒園や引っ越しといったように、どんぐりむらのどんぐりたちの生活を知ることができます。
これまでの絵本には描かれていなかったどんぐりのお仕事も知ることができ、ほっこりするどんぐりむらの1年間を楽しむことができるお話です。
これまでの6冊とは違って、月ごとのシーンが描かれているので、内容がストーリーになっているわけではありません。
だけど実は、1月から12月全てのページに、あることがされているのです!
最後まで読むと全部わかりますよ。
わが家が最初に買った「どんぐりむら」シリーズで、今でも娘は楽しんで読んでいます。
どんぐりむらシリーズがおすすめな年齢と理由
「どんぐりむら」シリーズは3歳から小学校低学年頃まで、おすすめできる絵本です。
3歳くらいでは、仕事のことがピンとこなくても、どんぐりの可愛らしい様子を、絵本を通して楽しむことができます。
4歳くらいになると、集団のごっこ遊びが始まる頃です。
「どんぐりむら」シリーズにたくさんのヒントがつまっています。
5歳くらいになると、将来の夢についての話がでてくるようになる年頃です。
ママやパパの仕事、大好きなお店への憧れ、将来の夢へのきっかけは子どもの数だけ違います。
「どんぐりむら」シリーズを通して、仕事への憧れや、夢を子どもと大人が一緒に話すきっかけになるのではないでしょうか。
どんぐりむらの作者の他の作品
魅力たっぷりの「どんぐりむら」シリーズの作者は、なかやみわさん。
なかやみわさんは、他にも魅力的なシリーズを作っていて、「くれよんのくろくん」、「そらまめくん」、「やさのがっこう」などがあります。
どれも可愛いキャラクターと心があたたかくなるお話ばかりで、ほんと全部おすすめです。
ぜひ、「どんぐりむら」シリーズを読んだら、他のシリーズも読んでみてください!
どんぐりむらシリーズまとめ
今回、「どんぐりむら」シリーズの全7冊を紹介しました。
「どんぐりむら」シリーズを読むと、子どもたちが仕事への夢や憧れをもち、輝かしい未来の姿を夢見てくれるに違いありません!
ぜひ、「どんぐりむら」シリーズを全てそろえて、お子様に読んであげてください!