絵本の選び方【0歳〜小学生】年齢別おすすめ絵本を6年間毎日読み続けた共働き夫婦が解説

子どもの年齢・発達に合わせた絵本の選び方

こんにちは、さとむぎ夫婦です。

どの絵本を選べばいいかわからない」「せっかく買ったのに子どもが全然反応しない」——絵本選びで悩んだことはありますか?

うちの娘は今、小学1年生(6歳)です。0歳のときから毎日読み聞かせを続けてきましたが、正直、最初は選び方なんて全然わかりませんでした。図書館で片っ端から借りて、反応を見て、「これが好きなんだ」「これは合わなかった」を繰り返してきた6年間です。

その経験から言えるのは、絵本選びには「子どもの発達段階に合わせた選び方の軸」があるということです。この軸さえわかれば、何十冊も買い直す必要はなくなります。

この記事では、0歳(月齢別)から小学生まで、年齢・発達段階に合った絵本の選び方ポイントと、実際に読んでよかったおすすめ絵本をまとめました。

※「読み聞かせをいつから始めるか・どう読めばいいか」については、別の記事で詳しく解説しています。この記事では「どの絵本を選ぶか」に絞って紹介します。

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目次

絵本を選ぶ3つの共通ポイント

年齢や月齢に関係なく、どの絵本を選ぶときにも使える3つの軸を紹介します。

①親が楽しめる

絵本の読み聞かせは、親子の大切なスキンシップの時間です。その時間を、親が「これ好きだな」と思える絵本で過ごせるかどうかは、継続に大きく影響します。

親が楽しんで読んでいる絵本は、子どもにも伝わります。娘はよく「パパ、それ好きなの?」と聞いてきますが、親の気持ちって子どもには筒抜けです(笑)。逆に言うと、親が本気で面白いと思って読む絵本には、子どもが自然と引き込まれていきます。

「子どもに読ませたいから」だけで選ぶより、「これ自分も好きだな」と思えるかどうかを一つの基準にしてみてください。

②絵や言葉が美しい・リズムがある

まだ文字が読めない子どもは、絵のビジュアルとパパ・ママの声で絵本を楽しんでいます。

だから、絵だけでストーリーが伝わる絵本や、音のリズムが心地よい絵本は、小さな子どもが自然に引きつけられます。「もこもこもこ」「じゃあじゃあびりびり」のような、意味より音で楽しむ絵本が0〜1歳に刺さるのはそのためです。

言葉を覚え始めた頃には、絵本の言葉が語彙のベースになっていきます。美しい日本語・正しいリズムの言葉を、この時期にたくさん聞かせてあげるのが大切です。

③長年愛されている

迷ったときは、ロングセラーを選べば間違いありません。

何十年も読み継がれてきた絵本は、それだけ多くの子どもたちに支持された証拠です。「いないいないばあ」「くっついた」「ぐりとぐら」など、今も変わらず売れている絵本には、子どもの心をつかむ普遍的な何かがあります。

最新の絵本にも素敵なものはたくさんありますが、まず手元に置く1冊に迷ったときは、定番絵本を選ぶのが一番失敗しません。


0歳向け絵本の選び方

0歳は月齢によって発達の差がとても大きいため、月齢ごとに選び方のポイントが変わります。大きく4つの時期に分けて解説します。


生後すぐ〜3か月

選ぶポイント

  • 絵が大きく、色がはっきりしている
  • 赤ちゃんに語りかけるようなシンプルな内容

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだぼんやりとしか見えていません。それでも、赤・青・黄などハッキリした色には反応できます。

この時期は「絵本を読む」というより、ママ・パパの声を聞きながら色と形を楽しむ時期です。内容よりも「声を聞かせること」「目の前に本があること」が大切です。

この時期のおすすめ絵本

大きなハッキリした絵と繰り返しの声かけ。0歳のうちから声をかけながら読むと、ページが変わるたびに視線が動き始める。最初の1冊にちょうどいい
読みながら赤ちゃんをぎゅーっとする絵本。声と一緒にスキンシップがとれるので、読み聞かせが自然な習慣になる。娘が泣いているときも、声を出し始めたらふっと落ち着いた

生後3か月〜6か月

選ぶポイント

  • 赤ちゃんの身近なもの(食べ物・動物など)が出てくる
  • 言葉のリズムが楽しめる

首がすわり、色や音への反応が増えてくる時期です。動くものを目で追い始め、音が出ると顔を向けるようになります。

音を繰り返すリズムのある絵本が特に効果的です。読んでいるうちに赤ちゃんの体がリズムに合わせて動き出したり、声を出したりしてきます。

この時期のおすすめ絵本

鮮やかな果物の絵が、赤ちゃんの目をひきつける。「どうぞ」のひと言がやさしくて、読んでいるこちらも気持ちが穏やかになる。寝かしつけにもちょうどいい一冊
水・車・犬…赤ちゃんが大好きな擬音がリズムよく続く。娘が泣いているときに読み始めると、一瞬で顔が変わってぴたっと泣き止んだ。0〜1歳の定番中の定番

生後6か月〜8か月

選ぶポイント

  • 手指で遊べるしかけ絵本
  • ボードブックや布絵本など破れにくい素材
  • 食べ物・寝かしつけなど生活に近いテーマ

お座りが少しずつできるようになり、好奇心がぐっと高まる時期です。なんでも口に入れたがるので、厚手のボードブックや布絵本からスタートするのがおすすめです。

うちも離乳食が始まる頃から食べ物への反応が上がって、果物や野菜が出てくる絵本を見ると手を伸ばすようになりました。1ページごとに絵本を「味見」していたので、びしょびしょになった絵本が何冊かあります(笑)。

この時期のおすすめ絵本

意味のわからない擬音だけで進む不思議な絵本。「これでいいの?」と思いながら読んでいたら、娘がなぜかくすくす笑いながら聞いていた。赤ちゃんの何かに刺さるリズムがある
ページをめくるたびに手触りが変わるしかけ絵本。触ることが楽しみになって、絵本を「読む」前に「触る」遊び道具になっていた。この時期の感覚遊びにぴったり
離乳食を始めた頃に読んでいた一冊。「もぐもぐ」の擬音に合わせて口をパクパクし始めて、ごはんへの興味を引き出してくれた

生後8か月〜

選ぶポイント

  • ページがめくりやすい厚手の絵本
  • 手触りや好奇心を刺激するしかけ
  • 自分でページをめくる体験ができる

ハイハイやズリバイが始まり、指先が器用に使えるようになる時期です。自分でページをめくることへの興味が出てきて、「読んでもらう」から「一緒に絵本で遊ぶ」感覚に変わっていきます。

向かい合わせで座って絵本を差し出すスタイルにすると、飽きずに楽しんでくれます。

この時期のおすすめ絵本

「どこにいった?」と聞きながら一緒に金魚を探す遊びが自然に始まる。娘はページをめくるたびに指を差して「あ!」と声を上げていた。やり取りが楽しくなる最初の1冊
「ぺったんこ!」のページでほっぺをくっつけるのが定番になった。読みながら自然にスキンシップが生まれる。娘が0歳のとき、このやり取りが毎晩の楽しみだった
朝の時間や昼寝のあとに読むのがぴったり。ページをめくるたびに動物が起き上がるしかけが、この時期の子どもの好奇心にちょうど刺さる

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1歳向け絵本の選び方

選ぶポイント

  • 音の響きが楽しめる・繰り返し言葉がある
  • 短いストーリーで起承転結がある
  • あいさつや生活習慣のお話
  • 子どもがマネしやすい言葉がある
  • 愛情を感じられる内容

言葉を理解し始めて、自分でしゃべろうとする時期です。同じ本を「もう一回!」と繰り返し読みたがるのも1歳の特徴で、繰り返し読むことで言葉がどんどん定着していきます。

娘は1歳頃、色が出てくる絵本が大好きで、「ママ」より先に「あか!あお!き(黄)!」と言えるようになりました。複雑な気持ちになりましたが(笑)、絵本が言葉のベースになっていることを実感した出来事でした。

自分が愛されている存在だと感じられる絵本は、この時期の自己肯定感を育てるうえでも大切です。

この時期のおすすめ絵本

夜のしんとした空気と、やさしい月のイラストが寝かしつけにぴったり。「こんばんは」のやり取りが好きで、娘は寝る前に自分から「読んで」と持ってきた
繰り返す「のせてのせて」のリズムが最高。娘は一緒に「がたんごとん!」と声を出しながら聞いていた。言葉が出始めた頃の子どもには特におすすめ
「どてっ」「ぷしゅーっ」の擬音とだるまさんの動きに、娘が全力で体をゆらして笑っていた。何度読んでも飽きずに「もう一回!」が続く、1歳の鉄板絵本

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2歳向け絵本の選び方

選ぶポイント

  • リズムのある言葉・美しい言葉
  • 主人公に感情移入できるストーリー
  • 日常生活のシーンが出てくる

たくさんの言葉を覚えて、自分でしゃべることを楽しみ始める時期です。おしゃべりは上手になっても、まだ気持ちをうまく伝えられなくてイヤイヤが炸裂するのもこの頃です(笑)。

絵本の登場人物のマネをしたり、「これ○○に似てる!」と日常に重ねたりするようになります。娘は「絵本の○○みたいだね!」とよく口に出していました。「なんで○○なの?」という質問も急に増えてきて、質問されるたびに「どう答えるか」を考えさせられる時期でもありました。

この時期のおすすめ絵本

繰り返しの言葉とみんなで力を合わせる展開が、2歳の子どもに大人気。娘は「うんとこしょ、どっこいしょ!」を一緒に言いながら体ごと引っ張っていた
ストーリーがしっかりあって、2歳後半から楽しめる定番の昔話。「ふーっ!」で吹き飛ばそうとする真似が止まらなかった。怖さとドキドキを安全に体験できる一冊
ホットケーキを焼く過程を一緒に楽しめる。この絵本を読んでから「パンケーキ作りたい!」と言い出して、一緒にキッチンに立つきっかけになった。日常と絵本がつながる体験ができる

3歳向け絵本の選び方

選ぶポイント

  • ストーリーがしっかりある
  • 子どものやりたい気持ちを応援してくれる内容
  • 長く愛されてきた伝承的な絵本

「自分でやりたい!」という気持ちが爆発する時期です。絵本の主人公が挑戦して成功する話は、子どもの「自分もやってみたい」という気持ちに直接刺さります。

好きな本を繰り返し読みたがるのも3歳の特徴です。同じ絵本を何十回と読み続けることになりますが、それは子どもにとって言葉と内容が完全に定着している証拠。「また同じの?」と思わずに、付き合ってあげてください。

この時期のおすすめ絵本

小さな手袋の中にどんどん動物が入っていく不思議な展開に、娘は「まだ入れる?」「入れない!」とドキドキしながら聞いていた。繰り返しの中に発見がある、質の高いロングセラー
「ぼくらの なまえは ぐりとぐら」のリズムが耳に残る。大きなホットケーキをみんなで食べるシーンが3歳には特に刺さって、「いっしょにたべたい!」と言っていた
「どうぞ」のやさしい気持ちが連鎖していく温かいお話。思いやりの気持ちを自然に学べる絵本として、3歳以降に何度も読んだ一冊

4歳向け絵本の選び方

選ぶポイント

  • 友達との関わりを学べる
  • 登場人物に感情移入できる
  • 想像の世界が広がるファンタジー要素
  • 少し長めのストーリー

友達への興味が増して、人との違いや好き嫌いが出てくる時期です。感情の幅も広がり、絵本の登場人物の気持ちを自分ごととして感じられるようになります。

「○○のとき、どんな気持ちだと思う?」と聞いてみると、驚くような答えが返ってくることがあります。絵本を通じた会話が、子どもの感情語彙を増やすきっかけになります。

この時期のおすすめ絵本

種から家が育って、みんなが集まってくるファンタジー。「どんどん大きくなってほしい!」という子どもの願望そのままで、読むたびにわくわくしながら聞いていた
寝るのを嫌がるアナグマのフランシスが共感度抜群。「これ娘みたいだね」と言いながら読んでいたら、本人も笑いながら聞いていた
何をやっても大きすぎてうまくいかなかったぐるんぱが、最後に自分の居場所を見つける話。「失敗してもいい」「自分の良さがある」を自然に感じさせてくれる絵本

5歳向け絵本の選び方

選ぶポイント

  • 複雑で長めのストーリー
  • ファンタジー・非現実の世界
  • さまざまな感情が描かれている
  • ダジャレ・言葉遊びの要素
  • 好奇心を広げる知識系の内容・図鑑

子どもによっては、絵本だけでなく児童書も読み始める時期です。好奇心や探求心がどんどん伸びる5歳には、「なぜ?」「どうして?」を刺激してくれる絵本がはまります。

言葉遊びも楽しめるようになるので、一緒にしりとりをしながら絵本を読むのも盛り上がります。

この時期のおすすめ絵本

長くてドキドキするストーリーに最後まで集中して聞いていた。暗い押し入れの中の冒険が怖くて面白くて、「続き!続き!」と急かされた。5歳には読んでほしい一冊
子どもが「愛情」というものを絵本で感じる経験ができる名作。娘は読み終わったあと、しばらく黙って「なんで死んじゃったの?」と聞いてきた。その問いかけごと、大切にしたい絵本
「自分もおつかいしてみたい!」という気持ちに直結する一冊。5歳ならではのドキドキと達成感が詰まっている。読んでから「おつかい行きたい」と言い出す子が多い

6歳・小学生向け絵本の選び方

選ぶポイント

  • 哲学的・想像力を刺激するもの
  • 自分で文字を追いながら楽しめるもの
  • 長く手元に置きたい、繰り返し読める内容
  • 大人も一緒に考えさせられる絵本

小学校に入ると「絵本=小さい子のもの」という雰囲気が生まれがちですが、実は6歳以降こそ、絵本で深い体験ができる年齢です。

娘は小1になった今も、寝る前に絵本を持ってきます。文字も読めるようになっているので、自分でページを追いながら読む場面も増えてきました。「これってどういう意味?」という問いかけが深くなって、絵本をきっかけに哲学的な話ができるようにもなっています。

この時期のおすすめ絵本

目の前のりんごがりんごじゃないかもしれない——そんな発想の連鎖が止まらなくなる絵本。娘は読み終わった後「パパも何かに見える?」と聞いてきて、そこから30分話が続いた。6歳にぜひ手渡したい一冊
小さな黒い魚が仲間と力を合わせて大きな魚を追い払う名作。小学校で「友達との協力」を体験し始める時期にぴったり。絵の美しさも一流で、親も何度読んでも飽きない
臆病な豆太が、大切な人のために勇気を出す話。「怖いけど頑張る」という子どもの原体験に深く刺さる。小学生になってから読むと、より深く感じられる

絵本選びで「ハズれた」と感じた話

ここまで年齢別のおすすめを紹介してきましたが、実際には「選んでみたら全然反応しなかった」という経験も何度もあります。

うちが経験した「選び方の失敗」をいくつか正直に書いておきます。

① 月齢より早すぎる絵本を選んだ

「知育効果がある」と書いてあった少し高めの絵本を0歳のうちに買ったのですが、当時の娘には全く刺さらず。1歳半頃に再び出してきたら、今度は大喜びで読んでいました。絵本には「旬の時期」があります。「今は合わなかった」でも、半年後に試してみてください。

② 親の好みで選んだ

こちらが絵の美しさで選んだ絵本が、娘には無反応なことがありました。逆に、「なんでこれが面白いの?」と思ってしまうような単純な繰り返し絵本を大喜びで読み続けることも。子どもの「好き」は親の「好き」と必ずしも一致しない、という前提で選ぶといいです。

③ 図書館で試してから買う、が正解

気になる絵本は、まず図書館で借りて子どもの反応を見てから購入するのがおすすめです。買ってから「合わなかった」が一番もったいないです。


絵本の選び方まとめ

今回紹介した内容をまとめます。

絵本を選ぶ共通の3つの軸

  • 親が楽しめる
  • 絵や言葉が美しい・リズムがある
  • 長年愛されている

年齢別の選び方ポイント

月齢・年齢選び方の軸
生後0〜3か月大きくハッキリした色の絵・語りかけ内容
生後3〜6か月身近なもの・リズムのある言葉
生後6〜8か月しかけ絵本・ボードブック・食べ物テーマ
生後8か月〜めくりやすい厚手絵本・好奇心刺激
1歳繰り返し言葉・短いストーリー・愛情表現
2歳感情移入できるキャラ・日常テーマ
3歳しっかりしたストーリー・自立心を応援
4歳友達・感情・ファンタジー
5歳長いストーリー・言葉遊び・図鑑
6歳〜哲学的・想像力・自己理解を深める

子どもの発達には個人差があります。年齢はあくまで目安です。今回紹介した絵本の中から「これ面白そう」と思ったものを図書館で借りて、まず子どもの反応を見てみてください。

6年間読み続けてきて思うのは、絵本選びに「完璧な正解」はないということ。子どもの反応を見ながら、少しずつ「この子が好きなもの」を積み上げていく過程そのものが、読み聞かせの楽しさだと感じています。


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