こんにちは、さとむぎ夫婦です。
ますます子どもの世界がひろがる3歳。
幼稚園や保育園、習い事なんかで、お友達や先生と触れ合い、少しずつ自分の気持ちを伝えることができるようになってきます。
言葉の意味もどんどん理解し、コミュニケーションの幅も広がってきます。
でも、相手の気持ちを汲み取れるときもあれば、まだまだワガママな面も多い時期でもあります。
そんな時に、絵本に触れることで「こんな場面ではこうしたほうが良いのかな？」と、自分で考えるようになってきます。
また、絵本のストーリーを少しずつ理解できるようになってきて、絵本の世界にどっぷり入っていけるようにもなります。
この記事では、そんな3歳におすすめの絵本を3つのテーマに分けて紹介します。
- 人との関わりが学べる
- 絵本に入り込める
- 昔から伝わるお話
ぜひ、おすすめの絵本を、3歳のお子様にたくさん読んであげてください！
3歳におすすめ：人との関わりが学べる絵本5冊
3歳になると、1人遊びから友だちとの遊びをするようになってきます。
その分、友だちと衝突することもでてくるので、コミュニケーションが学べる絵本はピッタリです。
特におすすめの、人との関わりが学べる絵本を5冊紹介します。
おかえし
ある日、たぬきの家のとなりに、きつねが引っ越してきました。
きつねのおくさんは、籠いっぱいのいちごを持ってたぬきの家にあいさつに行きます。
いちごをもらった、たぬきのおくさんは…。
親切にしてもらったら、次は親切にしてあげたいですよね。
そんな思いやりがつまった作品なんですが、最後はやりすぎじゃないかと思って、クスっとしてしまいます。
キャサリンとライオン
ある朝、キャサリンが目を覚ますと、おおきなライオンがいました。
一緒に朝ごはんを食べて、幼稚園に行ってライオンの絵を描いたり、楽しい一日が過ぎていきます…。
心優しいライオンと楽しい時間を過ごしていくキャサリン。
だれかに優しくしてもらえるってとても嬉しいものです。
バルンくんとおたすけ3きょうだい
雨上がりの良い天気の日、バルンくんはお散歩をした帰り道です。
雨が降っていたので、がけが崩れて道路をふさいじゃっています。
そこへおたすけ3兄弟がやってきて…。
3兄弟が力を合わせて、土砂を片付けていってくれる素敵なお話。
困っている人がいたらみんなで協力して解決したいですね。
がたたんたん
電車に乗り込むと知らない人ばかり。
知らない人同士ってみんな知らん顔の冷たい顔。
でもね、こんなことがあると、知らん顔のほっぺがポッっと赤くなって…。
何かをきっかけに知らないもの同士の心が、ふっと触れ合う。
冷たかった空気が一気にキラキラと輝きだします。
人っていいなと思える1冊です。
ちいさなたまねぎさん
台所でじゃがいもさんが泣いています。
「あーん、いたいよー。ネズミにかじられちゃったよー！あーん、あーん。」
台所のみんなが泣いているじゃがいもさんを見て、ねずみも痛い目にあわせようとしています。
ある日、何も知らないねずみが、また野菜たちを狙いにきました。
そこへ、ちいさなたまねぎさんが…。
たまねぎさんは、ちいさくても誇れる強さを持っています。
誰かのために行動できるって、かっこいいです！
3歳におすすめ：お話の世界に入り込める絵本5冊
3歳になると、ストーリーのある絵本の内容が理解できるようになってきます。
また、人の気持ちを考えられるようにもなるので、物語の絵本はとってもおすすめです。
ストーリーに入り込むことで、内容の理解だけでなく、登場人物の心の変化にも気づくようになります。
そんな、お話の世界に入り込める絵本のおすすめを5冊紹介します。
おばけのジョージー とんでいったふうせん
ホイッティカーさんとおくさんは、毎年村で行われているおまつりにでかけます。
ホイッティカーさんの家の屋根裏に住んでいる、おばけのジョージーも二人についていきます。
友達のねこのハーマンが買った風船が、のねずみと一緒に飛んでしまったのです！
ジョージー達は助けようとしますが…。
のねずみが落ちてしまわないかハラハラするドキドキの展開がおもしろい。
ジョージーの機転も素晴らしくて、どんどん読み進めてしまう1冊です。
サムはけっして わすれません
公園の中にある動物園に飼育員のサムがいました。
サムは3時になると動物たちのエサやりを忘れずに行います。
動物たちの好きな食べ物をワゴンに乗せて、順番に回っていきます。
きりんにさるにあざらしに、最後にぞうの所へ行くのですが、サムは空のワゴンを持ってどこかへ…。
子どもが「なんで？」と、疑問に持ってくれたら大成功。
「どうしたんだろうね？」と聞いてみると、子どもがいろんなことを考え話してくれますよ。
キャベツくんとブタヤマさん
山の中の高いつり橋のうえに、キャベツ君とブタヤマさんがいました。
ブタヤマさんはキャベツくんを見て、「おなかが空いて目が回る。こんな高いところだから余計に目が回る」と、言ってペロリと舌を出します。
下の川では大きな魚やつり橋に大きなへびやムカデ、ミミズがあおむしがやってきます！
さて、ブタヤマさんもキャベツくんもどうするのか…。
食べる食べられるの世界が、コミカルに描かれた1冊です。
絵の迫力もあるので夢中になってしまいますよ。
のろまなローラー
ローラーくんが、重い車をゴロゴロ転がしながら道を行ったり来たりしています。
大きなトラックがローラーくんに向かって「じゃまだ、じゃまだ」と言って通り過ぎました。
次に立派な自動車が、その次に小型の自動車が追い抜いていきます。
それでもローラーくんはゆっくりと道を直し続けます。
ローラーくんがでこぼこ道を進んでいると…。
ゆっくりでも、ちゃんと役目を果たしているローラーくん。
みんなの街の道路もローラーくんのおかげかもしれません。
せんたくかあちゃん
洗濯がだいのだいの大好きなかあちゃんがいました。
子どもたちが汚した服や、汚れたねこやいぬを、みーんなたらいに入れてゴシゴシ、ゴシゴシ。
洗ったものは物干しに干してスッキリ。
その時、空から雷さまが…。
なんでもかんでも洗濯してしまうかあちゃんに怖いものなんて無いようです。
雷さまがこの後どうなってしまうのか、ワクワクする展開に引き込まれます。
3歳におすすめ：昔から伝わるお話の絵本5冊
日本や世界の昔話も3歳からの読み聞かせにおすすめです。
物語がしっかりあるので絵本の世界に入り込みやすく、登場人物たちのやりとりから人との関わりが学べます。
そんな、昔から伝わるお話の絵本のおすすめを5冊紹介します。
ねずみのよめいり
むかしむかし、あるところにねずみの夫婦が住んでいました。
夫婦には子どもがいませんでしたが、神様にお願いするとやがて娘ねずみがうまれました。
大切に育てられ、器量よしの優しい娘になり、娘のためにお婿さん探しが始まりました…。
子どもが素敵な人と結婚して欲しいと思うのが親心。
いつか巣立っていく子どもたちに読んでおきたい1冊です。
おおかみと7ひきのこやぎ
あるところに7ひきの子やぎとお母さんやぎが幸せに暮らしていました。
ある日、お母さんやぎは、子やぎたちを家に残して出かけていきます。
おおかみが子やぎ達を食べてしまうことを恐れて、おおかみの特徴を教えて家を開けないように忠告をして出かけていきますが…。
親が子どもを守る気持ちは、いつの時代も変わりません。
子やぎたちが食べられてしまっても、おおかみに立ち向かっていく姿はほんとかっこいい！
はだかのおうさま
むかしむかしある国に、とてもおしゃれのだいすきな王様がいました。
家来たちは毎日新しい服を王様に持っていきますが、「あれもだめ！」「これもだめ！」とおしゃれ大好きな王様はわがまま
ばかりです。
ある日二人の嘘つきに王様がだまされて…。
人の心理の弱点をついた有名なお話です。
嘘をつくとどうなってしまうのか、そもそも普段から人とどう関わるのが良いのか。
たくさんのことを学べる1冊です。
ももたろう
「も～もたろうさん！ももたろうさん！お腰につけたきびだんご～♪ひとつ私にくださいな♬」
で、おなじみの「ももたろう」。
ママもパパも、もちろん知っている、勧善懲悪の物語。
人々を苦しめる鬼たちを懲らしめて平和を取り戻す！
子どもたちも憧れて、鬼退治してくれますよ。
シンデレラ
とある国のある村にシンデレラという美しい娘が住んでいました。
娘は継母と2人の姉にいじめられていました。
ある日お城で舞踏会が開かれることになり、継母と2人の姉は綺麗なドレスをまとい、お城へ出かけてしまいました。
シンデレラは自分も舞踏会に行きたいと思っていると、魔法でシンデレラを美しく変身させ舞踏会に行かせてくれたのです。
でも、魔法の効き目は夜の12時まで…。
ディズニーでも有名なシンデレラのストーリーですが、実は原作の内容とは少し違います。
原作も夢がつまった素敵な物語なので、ぜひ読み比べてみてください。
3歳知育絵本のまとめ
今回、3歳におすすめの知育絵本を3つのテーマに分けて15冊紹介しました。
- 3歳におすすめ：人との関わりが学べる絵本5冊
- 3歳におすすめ：お話の世界に入り込める絵本5冊
- 3歳におすすめ：昔から伝わるお話の絵本5冊
3歳を過ぎると、本当に感情表現が豊かになってくるので、どんどんいろんな絵本に触れさせてあげるのが良いですね。
ぜひ、紹介した絵本で、お子様と楽しい時間を過ごしてください！
