こんにちは、さとむぎ夫婦です。
「子どもが喜んでくれる絵本を選びたい!」ママパパなら誰もが思います。
だけど、たくさんの絵本の中から、子どもに合った絵本を選ぶのって、結構難しいですよね。
- 気に入ってもらえなかったら…
- すぐに飽きてしまったら…
- 子どもの年齢に合っていなかったら…
こんな不安を感じますよね。
この記事でお伝えする、絵本を選ぶ3つのポイントと、年齢別の絵本の選び方を知れば、子どもに合った絵本を選べます。
また、おすすめの絵本も合わせて紹介するので、まずはその絵本から読み聞かせをするのも方法です。
ぜひ、この記事を参考に、子どもが喜ぶ絵本を選んであげてください!
絵本を選ぶポイント3つ
どの年齢にも共通する、絵本を選ぶ3つのポイントを紹介します。
- 親が楽しめる
- 絵や音が美しい・面白い
- 長年愛されている
①親が楽しめる
絵本の読み聞かせは、子どもに愛情を伝えられるとても大切な時間です。
そんな大切な時間を親が嫌々過ごしていては意味がありません。
子どもが楽しめることは当然ですが、親自身が楽しめる絵本を選ぶことが重要です。
そのうえで、スキンシップをとりながら読める絵本や、遊びながら読めるしかけ絵本など、一緒に楽しめる絵本を選びましょう。
また、ママパパが惹かれる絵本や感情移入できる絵本は、子どもにも伝わりやすく、子どもが絵本の世界に入り込む助けにもなってくれます。
②絵や音が美しい・面白い
まだ字が読めない子どもは、絵と読み聞かせの声で絵本を楽しみます。
絵だけで、話の内容が伝わる絵本や、絵だけで理解できるように豊かに表現されている絵本は、子どもの想像力をかきたててくれます。
また、心地良いリズムの擬音や、言葉の繰り返しは、子どもが楽しんでくれます。
成長していくと、ママやパパのセリフを覚えてマネをしだします。
言葉を覚える時期だからこそ、正しい日本語、美しい日本語を伝えていきたいですね。
③長年愛されている
昔から愛されてきた絵本は、それだけ多くの子どもたちに支持されてきたという事です。
たくさんの絵本が出版されるなか、ベストセラーで残っている絵本は、大人になってからも楽しめる絵本がたくさんあります。
もちろん、最近の絵本でも素敵なものはたくさんありますが、迷ったら定番絵本が間違いありません!
0歳向け絵本の選び方
0歳は月齢によって発達が大きく違うため、選び方のポイントが異なります。
大きく4つの時期にわけて0歳児の絵本の選び方を紹介します。
生後すぐ~3か月
- 絵が大きくて、色がハッキリしている
- 赤ちゃんに語りかけるような内容
赤ちゃんは生後1週間ほどで、赤、青、黄などハッキリした色なら、ぼんやりと認識できる位の視力です。
この時期は、絵本を読むというより、絵を見てママパパの声を楽しむ時期です。
絵の形と色がはっきりしている絵本を選ぶようにしましょう。
●この時期におすすめの絵本
生後3か月~6か月
- 赤ちゃんの身近にあるもの
- 言葉のリズムが楽しい
首がすわってきて、ママパパの顔、色や物の認識できるようになってきます。
そして、動く物を目で追うようにもなり、音にも反応するようになってくる時期です。
音を繰り返すようなリズムのある本がおすすめです。
●この時期におすすめの絵本
生後6か月~8か月
- 手指を使って遊べるしかけ絵本
- 言葉のリズムを楽しめる
- 寝かしつけ絵本や食べ物の絵本
- 触っても破れにくいボードブックタイプや布タイプ
寝返りやお座りが出来る様になり、夜にまとめて寝る赤ちゃんもでてきます。
また、好奇心が高まってくる時期でもあり、動く物を手で触ろうとしたりします。
離乳食も始まるので、食べ物への興味を刺激する絵本もおすすめです。
ただ、何でも口に入れたがるので、厚手で破れにくいボードブックタイプの絵本や、こまめに洗える布絵本だと安心です。
娘は1ページ毎に味見をしていたので、絵本がびしょびしょになっていた思い出があります。
●この時期におすすめの絵本
生後8か月~
- ページがめくりやすい厚手の絵本
- 手触りを楽しめる
- 好奇心を刺激する
お座りが安定して、ズリバイやハイハイを始める時期です。
指先が使えるようになり、名前や呼びかけにも反応するようになります。
表情を読む力や、記憶力も育ってくるため、どんどん好奇心が旺盛になります。
自分でできることを積極的にさせてあげながら、読み聞かせをしてあげましょう。
お座りが安定すると、向かい合わせに座る事ができるようになります。
膝の上に乗せるだけでなく、絵本を差し出すスタイルで読み聞かせをしたりすると、飽きずに楽しんでくれますよ。
●この時期におすすめの絵本
1歳向け絵本の選び方
1歳児の絵本の選び方のポイントは5つです。
- 音の響きが楽しめる
- 短いストーリーで、起承転結がある
- あいさつや生活習慣のお話
- 繰り返し言葉や子どもがマネしやすい
- 子どもに愛情を伝えられる
だんだん言葉を理解して、自分で話そうとしだす時期です。
少しずつ話の流れを理解できるようになってくるので、ストーリーのある短い物語絵本や、起承転結のある絵本を少しずつ、取り入れていきましょう。
あいさつや生活に関わることも読み聞かせを通して伝えていくことができます。
自我が少しずつ芽生えて、自分という存在を認識していくので、自分が愛されている存在だと思える絵本は、自己肯定感を高めてくれますよ。
●この時期におすすめの絵本
2歳向け絵本の選び方
2歳児の絵本の選び方のポイントは3つです。
- リズムがある言葉や美しい言葉
- 主人公に感情移入ができる
- 日常生活について知れる
たくさんの言葉を覚えて、おしゃべりが上達してくる時期です。
自分を表現する様になりますが、まだまだ、上手に伝えられずにイヤイヤにつながることも。
また、興味の幅が広がり、理解力、認知力も発達してくるので、絵本の登場人物に自分を重ねたり、マネをしたりするようになってきます。
徐々にできることが増えてきて、生活体験を積み重ねていく時期でもありますね。
娘は、日常の遊びのなかで、「絵本の○○みたいだね!」とマネを良くしていました。
「○○はどうして○○なの?」と、質問もどんどんしてくるようになりました。
●この時期におすすめの絵本
3歳向け絵本の選び方
3歳児の絵本の選び方のポイントは3つです。
- ストーリーがしっかりある
- 子どものやりたい気持ちを応援してくれる
- 長く愛されている伝承的な絵本
好みの絵本がでてきて、好きな絵本を繰り返し読みたがる時期です。
また、内容の理解が高まってくるので、ストーリーがしっかりしている絵本を読めるようになります。
また、なんでも自分でやりたがり、様々な事ができるようになるので、やりたいを応援してくれる絵本もおすすめです。
できるを積み重ねることで、自分に自信を持つ事が出来るようになりますよ。
●この時期におすすめの絵本
4歳向け絵本の選び方
4歳児の絵本の選び方のポイントは4つです。
- 友だちとの関わりを学べる
- 登場人物に感情移入ができる
- 想像の世界が広がる
- 少し長めのストーリー
自我が強くなり、友だちとの違いや、人に対する好き嫌いがでてくる時期です。
友だちとの関係性を学べる絵本や、さまざまな登場人物に感情移入できる絵本を通して、感情の持ち方を身につけられます。
また、想像力が豊かになり、論理的な思考も少しずつ身についてきます
子どもの世界を広げてくれて、じっくり楽しめるストーリーが長めの絵本もおすすめです。
●この時期におすすめの絵本
5歳向け絵本の選び方
5歳児の絵本の選び方のポイントは5つです。
- 複雑で長めのストーリー
- ファンタジーなど非現実のお話
- いろんな感情を想像できる
- ダジャレやしりとりなどの言葉遊び
- 子どもの知識を高めてくれる絵本や図鑑
子どもによっては絵本だけでなく、児童書も読めるようになってくる時期です。
ファンタジーはストーリ性がしっかりとあるだけでなく、登場人物のさまざまな感情がでてきて、子どもの心を育ててくれます。
反対に、単純な言葉遊びの絵本もおすすめです。
5歳になると聞くだけでなく、実際に自分で言葉遊びができるようになります。
絵本を読みながら、一緒にしりとりするのも楽しいですよ!
また、好奇心や探求心をどんどん伸ばすために、知識を高めてくれる絵本や図鑑も取り入れていきましょう。
●この時期におすすめの絵本
絵本の選び方まとめ
今回、絵本を選ぶ3つのポイントと、年齢別の絵本の選び方をお伝えしました。
●絵本を選ぶ共通のポイント3つ
- 親が楽しめる
- 絵や音が美しい・面白い
- 長年愛されている
●年齢別の絵本の選び方
- 生後すぐ~3か月
- 絵が大きくて、色がハッキリしている
- 赤ちゃんに語りかけるような内容
- 生後3か月~6か月
- 赤ちゃんの身近にあるもの
- 言葉のリズムが楽しい
- 生後6か月~8か月
- 手指を使って遊べるしかけ絵本
- 言葉のリズムを楽しめる
- 寝かしつけ絵本や食べ物の絵本
- 触っても破れにくいボードブックタイプや布タイプ
- 生後8か月~
- ページがめくりやすい厚手の絵本
- 手触りを楽しめる
- 好奇心を刺激する
- 1歳~
- 音の響きが楽しめる
- 短いストーリーで、起承転結がある
- あいさつや生活習慣のお話
- 繰り返し言葉や子どもがマネしやすい
- 子どもに愛情を伝えられる
- 2歳~
- リズムがある言葉や美しい言葉
- 主人公に感情移入ができる
- 日常生活について知れる
- 3歳~
- ストーリーがしっかりある
- 子どものやりたい気持ちを応援してくれる
- 長く愛されている伝承的な絵本
- 4歳~
- 友だちとの関わりを学べる
- 登場人物に感情移入ができる
- 想像の世界が広がる
- 少し長めのストーリー
- 5歳~
- 複雑で長めのストーリー
- ファンタジーなど非現実のお話
- いろんな感情を想像できる
- ダジャレやしりとりなどの言葉遊び
- 子どもの知識を高めてくれる絵本や図鑑
子どもの発達は個人差が大きいので、ひとつの目安として参考にしてもらえると嬉しいです!
それでも絵本選びに迷ったときは、今回紹介した絵本から読み聞かせをしてみてください。
絵本の読み聞かせは、子どもと一緒に過ごせるとても大切な時間です。
子どもの反応を見ながら、親子の楽しい時間にしてくださいね。