こんにちは、さとむぎ夫婦です。
みなさん知っている通り、子どもにとって睡眠が成長や健康にとても重要です。
ただ、共働きのご家庭も多く、どうしても生活が夜型になってしまい、子どもの睡眠不足が気になるママパパも多いと思います。
結果、こんな悩みを抱えていないでしょうか。
- 実際、睡眠不足になったらどんな影響があるの?
- どれくらい睡眠時間をとればいいの?
- どうやったら子どもを早く寝かしつけられるの?
この記事では、次のことをお伝えします。
- 睡眠不足が原因で子どもに与える影響
- 年齢別(0歳〜5歳)の睡眠時間の目安
- 子どもを早く寝かしつける方法
この記事を読むことで、子どもの睡眠に対する悩みを解消してください。
そして、寝かしつけの方法を、お子さんに実践してみてくださいね。
睡眠不足が子どもに与える主な影響3つ
子どもが睡眠不足になると、心や体にさまざまな影響を及ぼします。
その中でも重要な3つをお伝えします。
- 心身の成長発達が遅れる可能性がある
- 癇癪を起こしやすくなる・イライラしやすくなる
- 集中力・注意力が低下しやすくなる
①心身の成長発達が遅れる可能性がある
3つのなかでも特に重要な影響で、成長の発達が遅れる可能性があります。
成長に重要な役割を果たす「成長ホルモン」と「メラトニン」という物質が幼児期に大量に分泌されます。
「成長ホルモン」は、体の代謝を促す作用を持っているため、子どもの骨や筋肉など、体の成長に重要な物質です。
また、「メラトニン」は体内時計を整える働きがあって、睡眠のリズムを形成するのに重要です。
睡眠不足になると、この2つの物質の分泌量が少なくなってしまい、健全な成長に遅れが出てしまう可能性があります。
②癇癪を起こしやすくなる・イライラしやすくなる
睡眠不足が続くと自律神経が乱れ、脳の働きが低下し、ちょっとしたことで怒ったり、落ち着きがない状態になってしまいます。
この原因と考えられるのが、セロトニンという物質の分泌不足です。
セロトニンの分泌が低下してしまうと、脳がリラックスできない状態が続き、ストレスを感じやすくなってしまいます。
子どもが普段より荒々しい行動をしたり、すぐ癇癪を起こす場合は、睡眠不足が原因かもしれません。
③集中力・注意力が低下しやすくなる
睡眠不足になると脳の働きが低下するため、頭がぼーっとし、集中力や注意力が低下してしまいます。
遊んでいてもすぐに飽きてやめてしまったり、声をかけても反応が悪くなったりすることがあります。
乳幼児期の遊びは、子どもの成長に欠かせないものなので、没頭してできなくなるのは避けたいです。
また、集中力や注意力が低下すると、衝突や転倒によるケガの危険性が高くなることも要注意です。
年齢別:子どもの睡眠時間の目安
では、乳幼児はどれくらいの睡眠時間が必要なのでしょうか。
年齢別の睡眠時間の目安を紹介します。
0歳0か月~3か月:14〜17時間
生後3か月ごろまでの睡眠時間の目安はトータルで14~17時間です。
2~3時間ごとに起きては授乳しての繰り返しの時期ですね。
まだまだ睡眠のリズムがない時期なので、細切れの睡眠にはなりますが、1日の3分の2近くは寝ています。
0歳4か月~11か月:12〜15時間
生後4ヶ月ごろから少しずつ睡眠リズムが整ってきます。
お昼寝の頻度が減っていき、夜にしっかり眠るようになってくる時期です。
生後7か月ごろになると、お昼寝は1日2回、午前に1時間、午後に2~3時間程度が平均です。
夜にすぐ寝ない場合は昼間の活動量を増やしたり、就寝前にスキンシップをとったりしましょう。
1歳〜2歳(11〜14時間)
1歳半頃を過ぎると、決まった時間に昼寝をすようになり、これまで以上に生活リズムが整いだす時期です。
2歳を過ぎると、体力もついて、昼寝の時間が少しずつ短くなってくる子どももいます。
夜寝るのが遅くて必要な睡眠時間をとれていない場合は、昼寝で補うことも大切です。
3歳〜5歳(10〜13時間)
3歳を過ぎると昼寝をとりたがらなくなるようになってきます。
日中の活動量も多くなり、体を使って遊ぶことがどんどん増えてくる時期です。
子どもの様子を見ながら無理をさせないことがポイントで、眠くないのに昼寝を無理やりさせると、夜眠れなくなりリズムが崩れる場合もありいます。
子どもの様子に合わせて昼寝や就寝時間を調節してください。
子どもを早く寝かしつける方法5選
睡眠時間の目安が分かっても、早く寝かしつける方法を知らないと実践できません。
今からすぐに取り組める、子どもの寝かしつけ方法を5つ紹介します。
- 朝ごはんをきちんと食べる
- 日中にしっかり活動する
- お風呂の順番を変えてみる
- 生活リズムを一定にする
- 就寝環境を整える
朝ごはんをきちんと食べる
日中の活動量が増えると、夜にしっかり眠りやすくなります。
そのためにも朝ごはんをしっかり食べて、日中活動できるエネルギーを作ることが大切です。
特に子どもは睡眠でもエネルギーをたくさん使っているので、朝ごはんを食べないと、極端に活動量が下がります。
しっかりと炭水化物をとって、日中の活動を促してあげてください。
日中にしっかり活動する
日中の活動量が多くなると、夜になれば自然と眠たくなります。
特に歩けるようになってきたら、家の中だけでは活動量が不足しているかもしれません。
散歩に行ったり、公園で遊んだり、からだ全体を動かす活動をしてあげてください。
3歳を過ぎると子どもの活動量ってほんとにすごいので、ママパパの体力作りも必要かもしれません。
お風呂の順番を変えてみる
夕飯⇒お風呂の順のご家庭は、お風呂⇒夕飯の順に変えてみるのも方法です。
お風呂から上がってからおよそ45分〜1時間かけて、体の中の深部体温が下がっていきます。
この体温が下がっていくことにより、自然と眠気が誘発されるため、下がっていくタイミングで寝るのがベストなんです。
夕飯の後にお風呂だと、就寝する時に体温が高いまま眠りにつくので、なかなか、熟睡できなってしまいます。
寝る時間から逆算して入浴するようにしましょう。
生活リズムを一定にする
夜早く寝るためには、朝早く起きることが大切です。
また、平日・休日に関係なく、生活リズムを一定にすることで、いつも決まった時間に眠ってくれやすくなります。
さらに、朝起きたらしっかりと朝日を浴びるようにしましょう。
朝日を浴びると体内時計がリセットされ、夜の眠たくなる時間が一定になります。
毎朝、同じ時間に朝日を浴びることで、生活リズムを一定にしやすいです。
就寝環境を整える
寝る部屋を暗くしたり、夜に強い光を浴びないようにしましょう。
部屋の電気がつけっぱなしだったり、寝る直前までテレビやスマートフォンを見ていると、脳が興奮状態のままとなり、なかなか寝つけません。
また、いきなり真っ暗にするよりも、徐々に暗くしていった方が、眠りに入りやすいです。
テレビやスマホは就寝2時間前にはやめるようにし、寝る30分程度前からベッドで過ごし、少し暗くして落ち着くお話をしてあげると良いでしょう。
子どもの睡眠時間まとめ
今回、子どもの睡眠不足の影響と睡眠時間の目安、早く寝かしつける方法を紹介しました。
子どもが睡眠不足になると、
- 心身の成長発達が遅れる可能性がある
- 癇癪を起こしやすくなる・イライラしやすくなる
- 集中力・注意力が低下しやすくなる
年齢別の睡眠時間の目安は、
- 0歳0か月~3か月:14〜17時間
- 0歳4か月~11か月:12〜15時間
- 1歳〜2歳(11〜14時間)
- 3歳〜5歳(10〜13時間)
子どもを早く寝かしつける方法には、
- 朝ごはんをきちんと食べる
- 日中にしっかり活動する
- お風呂の順番を変えてみる
- 生活リズムを一定にする
- 就寝環境を整える
子どもの発達において睡眠時間はとても重要です。
睡眠不足を放っておくと、子どもの健康が害され将来にも影響するかもしれません。
ぜひ、この記事を参考に、子どもがしっかり眠れるよう、睡眠環境を整えてあげてください。